治る病気が、治らなくなる!?
2015年11月17日、NHK『クローズアップ現代』で
が放映されました。
番組の中で述べられていたとおり、
国際保健機関(WHO)は昨年、
「このままでは近代医療が成り立たなくなる」と警告
使わなくてもよい抗菌薬を使い続けることによって、耐性菌が生まれ、
将来、病気に対応できる薬がなくなる恐れが現実味を帯びてきています。
抗菌薬啓発週間:2015年11月16日〜22日
そこで、このままでは「治療薬の無い時代、再び」となるのでは?という危機感のもと、
各国が幅広い対象に向けて抗菌薬の適正使用を呼びかける啓発をはじめています。
その取り組みの一環として、2015年11月16日(月)〜22日(日)を抗菌薬啓発週間として、
「抗菌薬について正しく知って、正しく行動する」ことを目標に世界的な取り組みが行われています。
日本でも呼びかけ人の先生方を中心にホームページやイベント、メデイアを通じて啓発活動が行われています。
私たちが知っておくべき5つのこと
まず、上で紹介した抗菌薬啓発週間ホームページに載せられているビデオをご覧ください。
抗菌薬について私たちが知っておくべき5つのことは、
1. かぜには抗菌薬は効かない
2. 抗菌薬には副作用もある
3. 医師が不要と判断したら無理に抗菌薬をもらわない
そして、医師に抗菌薬を処方されたら
4. きちんと最後まで飲みきる
5. 取っておいた抗菌薬を飲まない
ということです。
そして、何かわからないことがあれば必ず医師、薬剤師に相談しましょう。
ぜひ、この機会に、将来のために、抗菌薬について改めて考え、みんなで正しく行動していきましょう!
*タイトル画像引用元:healthpress.jp
抗菌薬についてのフライヤー(案内用のチラシ)をスタッフみんなで作成し、院内に設置しております。