- フードマイレージ
- 私たちにもできる地球温暖化防止
- フードマイレージのすすめ
- ベジタリアンなら、なおのこと良い
- さいごに
1. フードマイレージ
「フードマイレージ」とは、「農場や漁場から私たちの食卓まで、食料が運ばれてきた距離をその国からの食糧輸入量をかけた数字」のことです。
フードマイレージ(t・km) =食糧輸入量(注)×輸入国から日本までの距離(注:輸入相手国別)
で算出されます。例えば、うどんの原料がオーストラリアから輸入された小麦ならマイレージは食物輸入量×8,300kmです。
食物自給率40%の日本は、多くの食品を遠い国から輸入しているので、このフードマイレージが高く、世界1位です。
日本が9,002億tkm(トンキロメートル)であるのに対し、2位韓国は3,171億tkm、3位アメリカは2,958億tkmとダントツです。
2. 私たちにもできる地球温暖化防止
このフードマイレージは食物の輸送に伴うエネルギーを表し、CO2の排出量に換算できます。
例えば、国産小麦のパンを買うと、輸入(米国)小麦のパンを1斤買うよりも、CO2が110g減ります。
国産の食べ物を選ぶことは、地球の温暖化防止になるというわけです。
3人家族が、国産40%+輸入60%の食品を摂るのと、国産100%では、その差は1年でCO2, 300kgになります。
この300kgはこの家族の電気使用量を13%減らすのと同じ効果があるのです。
京都議定書で、日本はCO2排出量を6%減らす約束をしました。テレビを1時間消すと 40g、3kmの移動に車から自転車にすると 330g 減らすことができます。
地球温暖化対策は、車やエアコンだけでなく、国産食品を食べることで、貢献できるなんて身近にできていいですよね。
3. フードマイレージのすすめ
環境NGO「大地を守る会」によると、CO2削減のためにできることは、
できるだけ近くでとれたものを食べる(輸送によるCO2を減らす)
旬のもの、太陽光で育った野菜を買うように心がける(温室によるCO2を減らす)
なるべく無農薬、減農薬の農作物を選ぶ(環境への負荷を減らす)
よく行くお店に「国産小麦のパンが入る予定はありませんか」「近くでとれた野菜は入りませんか」とさりげなく聞いてみる
「フードマイレージって知ってる?やってる?」と話題にしてみる
フェアトレードの食べものを食べる(外国でしか作れないものを適正に購入する)
4. ベジタリアンなら、なおのこと良い
最後に注目したいのは、日本の家畜です。家畜の飼料の多くは輸入していて、国産の家畜だからと言って、フードマイレージが低いわけではありません。
米国テキサス産牛1.3kg、一般の国産牛1.6kgと、国産の方がCO2排出量が高いのです。そもそも、大量の飼料を食べ、暖かい厩舎で育てられる家畜は、環境に対してとても負荷の高い食べ物です。だから、ベジタリアンの方が環境に優しいといえますね。
5. さいごに
国産の食べ物を選ぶことで、CO2排出を減らせます。日本の農業を守り、それが環境を守ることになります。
地元の物を食べれば、安心して食べられますね。
世界の人口増加、バイオ燃料用の穀物の需要の増加で、今後も安心して食物を輸入できるかわかりません。
私は、有機栽培で自給自足したいと思いつつ、そんな時間的余裕のないうちは、せめてフードマイレージの考え方を心掛けていきたいと思っています。
みなさんも「フードマイレージ」を頭の片隅において食を更に楽しんでみてはいかがでしょうか。
参考文献
今回のコラムと関連のあるウェブサイトをご紹介します。







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